パソコン活用術>仮想メモリをオフにして動作の安定と高速化を図ろう！【解説編】

物理メモリが十分に足りている場合は
仮想メモリ機能をオフにすることで
パソコンの高速化と安定化が望めます。

この作業を剃る前に、
物理メモリと仮想メモリの概念を理解しましょう。

パソコンの動作速度を決定する主たる要因として、
物理メモリと仮想メモリという機能があります。

物理メモリというのはパソコンで行うあらゆる作業を高速に
処理するための、人間で言うところの脳のようなパーツのことです。
家電店などでよく見るような「512M」「2G」といった
表記をしているもののことです。
一概には言えませんが、この数値が大きければ大きいほど
「処理が早いパソコン」という認識でよいでしょう。

一方、仮想メモリというのは、処理するデータ量が
物理メモリの容量で抱えきれなくなった場合に、
使用していないデータをCドライブなどのハードディスクに
一時的に格納し、物理メモリの容量以上の処理をするための機能です。

こう書くと仮想メモリは優秀な機能のように見えますが、
仮想メモリを使用すると、物理メモリ単体で処理するときよりも
著しく処理速度が遅くなってしまいます。
なぜなら、データ処理するのに物理メモリと仮想メモリの間で
データをやり取りする作業が加わるためです。

ですから、出来る限り仮想メモリは使われないほうがいいのです。
ネットやオフィスソフトでの作業程度の使い方であれば、
物理メモリの容量にもよりますが、
仮想メモリ機能はオフにしてしまいましょう。

その方法は次項で説明しますね。